文系の学問における、基本の基本の“モノの考え方”を教えてください。
自然科学だったら、仮説を立て、実験群と統制群に分けて実験することで、問題の所在を切り分けていったりできます。
その過程では、他の人が追試しても同じ結果が出ることが大事であったりしますよね?
それはなんとなく理解できます!
でも社会科学や人文科学だとどうでしょうか?
歴史的な事情は実験群と統制群に分けたりできませんし、追試もできません。歴史学の人は、そういう状況で、自分の学説にどうやって説得力を持たせているのですか?
あるいは、ただの童話に見えて実は当時の政府を批判している文学作品があったとします。それが政府批判であるという読みが思い込みでないことを、どうやって他人に説明したらいいのでしょうか?
関連する本とかあったら教えてください。
高校生か学部生向けぐらいの本ならがんばって読めます!
■アンサー
科学的という哲学は、
「世の中の事象は、何らかの仮説が当てはまるかも知れない」
が根本原理です。そして、その仮説が構築する筋道は、
「よりシンプルな方が、きっと本質だろう」(オッカムの剃刀)
という方向で考えます。
仮説は仮説であって、次に出てくる「より本当らしい仮説」が現れるまでの命です。
この仮説構築と、仮説の補強は、どの分野でも有効な考え方なので、理系文系を問わず、使用できます。
実験による検証と、1回しか起こっていないことの検証は、実は同じで、その本質は何?に答えられればOKです。抽象的な概念でもOK.論理さえ通っていれば、証明可能です。
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文系の思考法、考え方のヒントに。
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